王毅外交部長、グテーレス国連事務総長と会談

2023-11-29 15:46:32  CRI

 王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長は現地時間28日、ニューヨークの国連本部でグテーレス国連事務総長と会談しました。

 王部長は、パレスチナ・イスラエルの衝突問題で中国は、国連と事務総長自身が衝突を解決するために特殊でかけがえのない役割を果たすことを支持すると述べ、中国は今月の安保理輪番議長国として、アラブ諸国や関係各方面と緊密な意思疎通を維持し、パレスチナ・イスラエル紛争を安保理の中核的かつ優先議題にすると表明しました。

 王部長はさらに、安保理決議第2712号は停戦推進の第一歩だと指摘して、中国側の立場は明確であると強調し、「まず、戦火を決して再燃させてはならないことだ。第2点としては人道的物資のガザへの輸送が妨害されてはならず、第3点は(パレスチナとイスラエルの双方とも、国としての存続を認める)『2国家解決』をめぐる討議をできるだけ早く再開することだ」と説明し、より権威があり、より広範囲で、より実効性のある国際会議を早急に開催して、「2国家解決」の討議を再開するロードマップとスケジュールを取り決めるよう訴えました。

 グテーレス事務総長は、中国が安保理輪番議長を務める期間中にパレスチナ・イスラエル問題の政治的解決を推進し、人道主義情勢を緩和するために建設的な役割を果たしていることを賞賛し、中国側がパレスチナ・イスラエル問題のハイレベル会議を主宰することに感謝を示しました。グテーレス事務総長はさらに、国連は「2国家解決」を実現してパレスチナ・イスラエル問題を根本的に解決することを揺らぐことなく主張すると述べました。(Mou、鈴木)

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