外交部 「福島の放射能汚染水海洋放出は全人類の健康に関わる 日本は国際社会の強い懸念を直視すべき」

2023-11-28 18:06:40  CRI

 外交部の汪文斌報道官は28日の定例記者会見で記者から、「日本政府が福島の放射能汚染水の海洋放出を開始して3カ月になるに当たり、東京電力はこのほど、福島の放射能汚染水海洋放出による日本国内の被害者向けに損害認定と賠償を開始した。これについて、どのように論評するか」との質問を受けました。

 汪報道官は、「福島の放射能汚染水海洋放出は全人類の健康や世界の海洋環境、国際的な公共の利益に関わっている。日本は日本国内の人々の関心に厳粛に対応するだけでなく、国際社会、特に周辺隣国の強い懸念を直視し、責任を持ち、建設的な態度で利害関係者と意思疎通を図り、損害認定と賠償を求める利害関係者の正当な訴えに真剣に対応すべきだ」と表明しました。

 汪報道官はまた、「ますます多くの福島放射能汚染水が海に放出される状況の下で、日本は誠実な態度で各利害関係者、特に周辺諸国と十分に協議し、利害関係者が参加する全面的かつ効果的で、独立して行われる長期的なモニタリングメカニズムをできるだけ早く構築し、放射能汚染水の海洋放出による取り返しのつかない結果を防がなければならない」と指摘しました。(藍、坂下)

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