中日韓外相会議の状況を紹介=外交部

2023-11-27 21:12:28  CRI

 

 外交部の汪文斌報道官は27日の定例記者会見で、韓国で行われた中日韓外相会議の状況を紹介しました。

 汪報道官は「第10回中国・日本・韓国外相会議が韓国の釜山で昨日(26日)開催され、『次の10年に向けた3カ国協力に関するビジョン』をはじめとする指導者の共通認識を確実に実行することを堅持すべきとの認識で一致した。また中日韓首脳会議のための条件を作り、首脳会議が積極的な成果を収めるために良好な雰囲気を築くことでも合意した」と述べました。

 中日韓外相会議の開催は4年ぶりでした。王毅外交部長は、「再出発にあたって、中日韓協力の歩みと成果を振り返る必要がある」と述べ、「初心を堅持し、方向を見据え、『次の10年に向けた3カ国協力に関するビジョン』をはじめとする指導者の共通認識を確実に実行するべきだ」と論じました。王外交部長はさらに、3カ国関係で重要な事項中でもとりわけ重要なこととして、「引き続き歴史を直視し未来に向かう精神に基づいて、互いの発展の道と核心的利益を尊重し、良好な二国間関係を維持することで、3カ国協力の全面的な再出発の推進や安定した発展の長期化のための強固な基盤を作り上げねばならない」と述べたとのことです。

 韓国の朴振(パク・チン)外相、日本の上川陽子外相は中日韓協力が達成した進展を積極的に評価した上で、3国は引っ越しのできない隣人であり、協力には重要な意義と大きな可能性があるとの考えで一致しました。また、中日韓協力は北東アジアの枠組みを超えて、地域と世界の平和と繁栄に積極的な役割を果たすことができると論じ、開放的な姿勢で、「中日韓+X」の協力を積極的に推進し、より多くの国と地域に幸せをもたらしていく意欲が示されました。(朱、鈴木)

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