フランスと共同で中仏協力を世界の最前列で歩ませ続けることを希望＝外交部

　外交部の汪文斌報道官は27日の定例記者会見で、中国はフランスと共同で、両国の協力を世界の最前列で歩ませ続けることを望むと表明しました。

　汪報道官は、「中国とフランスの上層部の交流がこのところ頻繁になっている」と説明し、「習近平国家主席とフランスのマクロン大統領との電話会談で、中仏・中欧関係の一層の発展を推進することについて新たな重要な共通認識が達成された。李強総理が訪中した際のフランスのコロナ外相との会談では二国間関係発展の有益な経験が総括され、両国の互恵協力の一層の深化を推進することが確認された。また、王毅外交部長もコロナ外相と会談し、両国のハイレベル人文交流メカニズム第6回会議を共催した」と紹介しました。

　汪報道官はさらに、今回の中仏ハイレベル人文交流メカニズム会議について「両国の外相は教育や科学研究、文化観光、衛生健康などでの協力文書の署名に立会い、2024年の中仏傑作品人文交流活動リストを共同で発表し、国交樹立60周年と文化観光年のロゴの除幕式を行った。中国はこのほか、フランスの短期入国者に対して15日間のビザ免除政策を実施し、フランス側は渡仏する中国の大学院生により長い長期ビザを発給することになった」と述べました。

　汪報道官は、「中国は新たな歴史の出発点に立ち、フランスと共に両国の全面的戦略パートナーシップをより強固で活力に満ちたものにし、両国の協力を世界の最前列を歩ませ続けることを望む」と述べました。（朱、鈴木）