中国は国連気候変動COP28に出席＝外交部

　中国外交部の毛寧報道官は24日の定例記者会見で、記者から「丁薛祥副総理が習近平国家主席の特別代表として、アラブ首長国連邦を訪れて国連気候変動枠組条約第28回締約国会議（COP28）に出席する。さらに詳しい関連状況をご紹介いただけるか。そして中国は今回の会議に何を期待しているか」との質問を受けました。

　毛寧報道官は、「COP28はアラブ首長国連邦が議長国を務めて同国のドバイで開催される。目的は政治の方向を提供することだ。この会議では『パリ協定』発効後初の全世界における実施の成果が取りまとめられる。世界の気候ガバナンスの推移に重要な段階的意義を持つことになる」と述べました。

　毛報道官は、また、「アラブ首長国連邦の大統領は習近平国家主席に、この会議に出席するよう何度も書簡を送った。丁薛祥副総理は、気候変動に積極的に対応し、中国とアラブ首長国連邦の伝統的な友好を強化するため、習近平国家主席の特別代表としてこの会議に出席する。中国は、各方面が気候変動枠組条約体系の制度と原則と目標を厳守することを推し進め、特に責任は共通だが（国によって責任には）違いもあるという原則や会議の『団結、行動、実行』のテーマを堅持し、発展途上国が直面している現実的な困難と問題を着実に解決し、『パリ協定』の全面的かつ有効な実行を推進していく」と述べました。

　77カ国グループはCOP28開催期間には「77カ国グループと中国」サミットを開催します。発展途上国の指導者が招きに応じて、同会議に出席します。（任春生、鈴木）