習主席 メキシコのロペスオブラドール大統領と会談

　習近平国家主席は米サンフランシスコで現地時間16日午前、メキシコのロペスオブラドール大統領と会談しました。

　習主席は、「ロペスオブラドール大統領と知り合えてうれしく思う。私は10年前にメキシコを訪問したことがある。貴国の輝かしく長い歴史と文化、もてなしの精神に満ちた国民の皆さんに深い感銘を受けた。ロペスオブラドール大統領は就任から5年余りにわたり、メキシコ政府と国民を率いて前進を続け、改革を経て国の発展における重要な成果を収めてきた。謹んで祝意を表する」と述べました。

　また、習主席は、「先日、メキシコの太平洋沿岸に発生したハリケーンにより、多大な人的被害と財産の損失がもたらされたことに改めて見舞いの意を表す。メキシコ側に中国での救援物資調達の需要があることを非常に重視しており、メキシコ側が物資の購入について中国企業と連絡を取れるように関連部門はすでに緊急の支援を行っている。大統領とメキシコ政府の強いリーダーシップのもと、被災地住民は必ずや早期に通常の生活を取り戻し、家を再建できると信じている」と語りました。

　さらに、習主席は、「中国とメキシコの友情は風雨を経ても確固たるものである。昨年、私たちは国交樹立50周年を盛大に祝い、今年は両国の全面的な戦略パートナーシップ樹立10周年を迎えた。私は両国関係の発展を強く重視し、ロペスオブラドール大統領と共に、半世紀にわたる伝統的友情を継承し、両国関係を新たな段階に引き上げていきたい」と述べました。（鵬、謙）