北京
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中国国際貿易促進委員会が10月31日に発表した「2023年第3四半期(7~9月期)中国外資営商環境調査研究報告書」によると、中国市場は依然として外資系企業に大きな魅力を持っていることが分かりました。
中国西部の四川省成都市になる中国・欧州センター
今年7~9月、中国国際貿易促進委員会が700社の外資系企業を対象にアンケート調査をおこないました。回答した外資系企業の8割以上は中国のビジネス環境を「満足またはそれ以上」と評価しました。うち、67%は製造業企業で、64%は零細企業でした。
産業チェーンから見ると、調査を受けた7割の外資系企業は中国での産業チェーンの配置は「安定維持」と答え、全体に占める割合は第2四半期(4~6月期)より4.57ポイント上昇しました。
また、中国での経営の現状と見通しについて、8割の外資系企業は今年度の利潤は前年比横ばいかやや伸びると予測し、約9割は向こう5年間の利潤は横ばいかやや伸びるとの見方を示しました。
発展のチャンスから見ると、調査を受けた外資系企業は9カ月連続して「技術革新と研究開発」は中国市場の最大の発展チャンスと答え、増資の意向を持っている外資系企業のうち、約半数は西部地区に投資する考えを示しました。
また、発展への期待について、ほとんどの外資系企業は「サプライチェーンと産業チェーンの安定化」「産業一体化能力と集中効果の向上」「企業への支援策の連続性と安定性の維持と強化」に期待を寄せました。(Lin、野谷)