CMG パリ五輪組織委との協力覚書に調印

　中国中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ／CMG）とパリ五輪組織委員会との戦略協力が始まりました。中国共産党中央宣伝部の副部長である慎海雄CMG台長は現地時間23日、2024年パリ五輪の大会組織委員会のトニー・エスタンゲ会長と双方を代表してパリで協力覚書に署名し、パリ五輪のPRや特別報道番組の制作などの面で協力することで合意しました。

　フランスのリマ・アブドゥル・マラク文化相は同日、ルーブル・アブダビで慎台長一行と会談し、フランス文化省がCMGと番組制作、伝統文化、デジタル・美術品などの分野でより広範囲にわたる協力の展開を期待すると述べました。

　来年は中仏国交樹立60周年、2024年パリ五輪の開催に当たります。習近平主席とマクロン大統領が会談で達成した国交樹立60周年とパリ五輪の開催を契機とする関連分野における協力を深めるコンセンサスに基づき、CMGとパリ五輪組織委員会は交流を行いました。

　慎台長は、「CMGは2024年パリ五輪のメイン中継局として、2000人以上のチームを派遣し、体操、卓球、バドミントン、スポーツクライミングの4競技の国際中継用の公共信号の制作を担当する。『5G+4K/8K+AI』技術を駆使し、スポーツ試合中継の高い基準で世界の数億人の視聴者に五輪の祭典をお届けする」と述べました。（殷、藤井）