2万4000個級コンテナ船 上海で引き渡し

2023-10-10 14:24:38  CRI

2万4000個級のコンテナ船「MSC CHINA」

 中国船舶集団(CSSC)傘下の江南造船と中船貿易が共同で、中船リースとスイスのMSC社のために建造した世界最大の2万4000個級超大型コンテナ船シリーズ船の最後の1隻「MSC CHINA」が9日、上海で引き渡されました。

 同船はCSSC傘下の滬東中華造船が設計し、ノルウェー船級協会(DNV)から船級を認証されています。船舶の全長は399.99メートル、型幅は61.5メートル、型深さは33.2メートルで、デッキ面積は4つのサッカー場の広さに近く、最大積み込みコンテナの階数は22階建てのビルの高さに相当する25階に達し、2万4116個のコンテナを積載することができ、現在の世界最大級の積載量を持つコンテナ船型となっています。

 同船にはハイブリッド式脱硫塔と、独自の小さなバルバスバウ、大径プロペラ、省エネ導管などの装置が搭載されています。また、初めてマイクロバブル抵抗低減システムを採用し、船舶の総エネルギー消費量を効果的に削減するだけでなく、相応する総量の3~4%の炭素排出を削減し、通年で6000トン以上を削減できます。初めて軸発電機システムを採用し、燃油消費を効果的に削減し、温室効果ガスの排出を削減できます。

 CSSC傘下の江南造船と滬東中華造船はこれまでに、世界最大級の超大型コンテナ船13隻を完成し引き渡しています。(ヒガシ、野谷)

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