中国初のコンテナ船へのバイオ燃料海上給油が舟山港で完了

2023-10-10 13:59:15  CRI

海上に停泊中のコンテナ船にバイオ燃料を補給する様子

 中国東部の浙江省舟山市の山馬峙停泊地で9日午後5時頃、給油船「思傑21」号が海事巡視艇の監督保護の下、約4時間をかけて香港のコンテナ船「NEW MING ZHOU 60」号に約325トンの船舶用B24バイオ燃料油を供給しました。これにより、舟山港停泊地における中国初の「シップ・トゥ・シップ」方式によるコンテナ船へのバイオ燃料海上給油作業が順調に完了しました。

 近年、世界の海運業界のグリーン・低炭素化の進展によって、国際的に新エネルギー船の数が急増しています。 新たなグリーン船舶燃料であるバイオ燃料油は、シンガポールなどの港湾では給油が常態化していますが、中国ではまだ始まったばかりです。

 今回給油されたB24バイオ燃料油は、脂肪酸メチルエステルを24%(V/V)混合した船舶用クリーン燃料油の一種で、二酸化炭素排出量を約20%削減し、最新の船舶エンジンに完全に適合しており、既存の船型にも使用できるものです。(hj、坂下)

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