高速鉄道開通ラッシュ!中国東南部沿海で新たに2本の高速鉄道動脈が運行開始

2023-09-27 13:46:36  CRI

26日に開通した広州と汕尾を結ぶ高速鉄道

 中国東南部沿海地区の大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)で26日、広東省の広州と汕尾を結ぶ高速鉄道が正式に開通しました。広州と汕尾の所要時間は1時間に短縮され、汕尾市が「大湾区1時間交通圏」に入りました。

 広汕線は全長約200キロで、最高時速は350キロです。広州市の新塘駅から汕尾駅まで、途中8駅を経由します。広汕線はまた、中国東南部沿海の高速鉄道、浙江省寧波から広東省広州までの「甬広線」の重要な一部を成しており、珠江デルタと長江デルタの都市群を結ぶ重要な交通動脈として、広東、福建、浙江など、沿海部の経済発展をいっそう押し上げるものと見込まれています。

28日に開通する福州とアモイ、漳州を結ぶ高速鉄道

 このほか、福建省福州市とアモイ市、漳州市を結ぶ高速鉄道「福厦線」が28日に正式に開通し、運行を開始します。

 福厦線は中国初の海上高速鉄道で、デジタル情報化やBIM技術などに基づく知能建設技術を採用しています。福州南駅から、福建省莆田市、泉州市、アモイ市を経由して漳州市までの全長277キロで、設計時速は350キロです。福州南駅、福清西駅、莆田駅、泉州東駅、泉州南駅、アモイ北駅などの8駅が設置されています。

 開通後は福州からアモイまでの所要時間が55分に短縮され、福州とアモイは「1時間生活圏」に入り、アモイ、漳州、泉州などは「30分交通圏」に入ります。(Lin、坂下)

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