8月の中国国民経済は好調に回復 国家統計局

　国家統計局は15日、8月の中国国民経済指標を発表しました。8月には、経済統計作成の対象になる全国の一定規模以上の工業企業（年売上高が日本円で約4億円相当の2000万元以上である企業）の売上高は前年同月比で4.5％増、前月比で0.50％増えました。うち太陽光電池の売上高は前年同月比77.8％、サービスロボットは同73.7%、光電子器材や部品は同29.9％の増加でした。また、8月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は前月比0.4ポイント上昇の49.7%で、企業生産経営活動予測指数は55.6でした。

　また、8月の全国サービス業生産指数は前年同月比6.8%増で、うち鉄道輸送、航空運輸、宿泊、飲食、通信放送および衛星送受信サービス、生態保護および公共施設の管理、文化・スポーツ・娯楽などの業界の非製造業ビジネスの活動指数は55以上の範囲にありました。

　8月の社会消費財小売総額は前年同月比4.6％増の3兆7933億元（約72兆8700億円）でした。また、1～8月の全国のオンラインショッピングの小売総額は前年同期比12.1％増の9兆5387億元（約190兆7700億円）でした。

　8月の全国都市部調査失業率は前月より0.1ポイント下落して5.2%でした。また、全国の企業の従業員の週間平均労働時間は48.7時間でした。

　8月の全国消費者物価指数（CPI）は前年同月比では0.1％上昇し、前月よりも0.3%下落しました。（Lin、鈴木）