北京
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犬を連れて旅行する人々
今や、自分の家の「毛孩子」(マオハイズ)(毛が生えている子どもという意味でペットのことを冗談めかしてこう呼ぶ) を連れて旅行することは、若者にとって新しいレジャーの一つになっています。関連機関の統計によると、中国のペット産業経済は数億元規模に達しており、若者は自宅の「毛孩子」を単に飼育するだけでなく、彼らを連れて一緒に遊びに行ったり、社交の場に出たりしています。
あるペット旅行クラブの責任者である桃子さんは、7、8年前から、犬を連れての旅行を企画しています。参加するペットは出発前に「面接」を受けます。桃子さんは「仲間を見るとほえるような犬は、凶暴すぎるか、社交性が低いかのどちらかで、活動には向かない。また授乳期や発情期の犬も活動には向かない」と紹介しました。さらに、活動に参加する前に、桃子さんは犬の飼い主と詳しく話をします。飼い主に犬の年齢、習慣、健康状態を把握するためで、特に犬が予防接種を受けているかどうかを確認します。
2016年、桃子さんはペット旅行専門のクラブを設立しました。クラブを立ち上げる前、桃子さんはすでに自分の愛犬を連れて全国を回っていました。桃子さんの考えでは、犬も人間と同じように社会化が必要です。毎日飼い主と一緒にいることを除けば、都会で暮らす犬は同類と出会う機会がほとんどありません。人や犬を見るとすぐにほえたり飛びかかったりする犬は、実は社会性が低い結果だと考えています。愛犬の「社会性」も、集団行動の中で鍛えられ、向上していきます。
近年、ペット旅行はますます多くの若者の新しい試みとなっています。何度もツアーに参加している晶晶さんは、「以前は、旅行に行きたいと思った時、愛犬の手配をどうするかいつも心配していたのだが、その後、愛犬と一緒に旅行すると、とてもリラックスでき、また、多くの愛犬家と友達になり、自分の社会生活の輪が広がった」と語りました。さらに重要なのは、ペットと何度か旅行するうちに、愛犬がより友好的で従順になり、自分と仲良くなるだけでなく、見知らぬ人や他の犬にも愛情を示すようになったことです。「犬は本当に小さな子供のようなものだ。そして、彼らも社会活動の中で学習して成長しなければならない」と晶晶さんは話しました。(hj、野谷)