北京
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心肺停止状態の女子学生を全力で救助しようとする教員と学生ら
中国南部の深セン市でこのほど、女子医大生が講義中に突然倒れ、一時心肺停止の状態になるということがありました。教員と他の学生らがすぐに心肺蘇生圧迫と人工呼吸による応急処置を行いました。速やかな応急処置により、女子学生の容体は現在、安定しているということです。
中山大学深センキャンパスの新学期初日の8月28日午後3時4分35秒、医学院の女子学生が突然、机の上にうつ伏せ状態になりました。彭先生はすぐに講義を中止し、傍聴していた楊先生を呼んで一緒に手当てをしました。
午後3時5分1秒、女子学生は体を支えることができなくなり、床の上に倒れ落ちました。教員らは緊張した面持ちで女子学生に「おなかが痛いの?」「低血糖?」「最近、身体の具合が悪かった?」などと尋ねました。女子学生は最初のうちははっきりしない話し方をしていましたが、しばらくして反応がなくなったため、教員とクラスメートらが救急車を呼びました。
午後3時7分18秒、女子学生は呼吸が止まり、心肺停止状態になったため、教員は急いで心肺蘇生の準備をするとともに、他の学生に対し、AED(自動体外式除細動器)を取りに行くよう指示しました。
午後3時8分18秒、楊先生と彭先生は学生らと力を合わせて女子学生に対し、心肺蘇生と人工呼吸による応急手当てをしました。
午後3時10分29秒、クラスメートがAEDを持ってきて、指示に従って除細動を1回行い、さらに心肺蘇生を続けました。
午後3時13分44秒、中山大学付属第七医院の救急隊員が教室に駆けつけ、すぐに応急手当てをしました。女子学生は心肺蘇生と除細動を経て呼吸と心拍が回復したと暫定的に判断され、その後、病院に搬送されて手当てが続けられました。女子学生は順調に回復し、一般病棟に移りました。
女子学生の母親は、大学の教員やクラスメート、医療関係者らの対応に感謝の意を示し、「大変な時に子どもを助けてくれてありがとう。本当にありがとう」と話しました。(雲、柳川)