第21回中国国際装備製造業博覧会が瀋陽で開幕

　中国のインテリジェント製造の魅力をアピールする第21回中国国際装備製造業博覧会が1日、東北部の遼寧省瀋陽国際展覧センターで開幕しました。2010年のノーベル物理学賞を受賞したコンスタンチン・ノボセロフ博士をはじめとする国内外20人以上の科学界の重鎮らが開幕式に出席しました。

　中国国際装備製造業博覧会は、中国の設備製造業界で唯一国家レベルの大型経済貿易展覧イベントで、2002年に第1回が開かれ、これまでに20回開かれています。今回のテーマは「イノベーション・コラボレーション・共同発展のグローバル製造業の生態構築」で、米国、ドイツ、日本、韓国など11カ国と中国の香港、台湾地区から1000社以上の著名な設備メーカーや企業が出展しており、国内外の先進的な製造技術と設備が集中的に披露されます。

　会場には国際展示エリア、省・市の展示エリア、工業オートメーション、集積回路設備、工業インターネットなど11の展示エリアが設けられ、インテリジェント製造分野の1000社を超える出展企業が、自動車と関連部品の製造、軌道交通、NC工作機械、一般機械、新エネルギー、新素材、金型およびファスナーなど、細分化された分野の先端製造技術ソリューションを展示しています。展示面積は11万平方メートルで、延べ15万人以上の業界人の来場が見込まれており、いずれも史上最高となります。

　また、博覧会の期間中、「グローバル製造業サミット」が開催され、メインフォーラムのほか、14の分科会と6つのイベントが催されます。（Lin、坂下）