中国の黄海と渤海 9月1日に漁期開始

2023-08-31 10:35:36  CRI

新しい漁期の到来に向けて最後の準備を進めている天津の漁師

 中国の東部に位置する黄海と渤海海域では、4カ月にわたる休漁期が終わり、9月1日に新しい漁期を迎えます。ここ数日、沿岸の埠頭(ふとう)や漁港では、漁師らが漁船のメンテナンスや魚網の補修、新しい漁具の購入、燃料と氷の補充に忙しく走り回って、秋の漁期に向けた最後の準備を進めています。

 ここ数年、黄海と渤海の生態環境が大いに改善され、水質がますます良くなってきたことから、漁民らはより豊富な海産物を捕れるようになりました。過度の漁獲を避けて海洋資源を守るため、中国政府は休漁期政策を実施しています。これについて漁民らは「われわれにとってもいいことだ」と理解を示し、「4カ月も休んだから、精力を養い力を備え、必ず満載して帰る」と新しい漁期に期待を寄せました。

 漁師と同様に、海上の保安を担当する警察官も忙しくなっています。最近、埠頭でのパトロールを強化し、安全広報のチラシを配ったり、漁船を訪問したりして、漁民らに安全知識や法律常識について説明し、漁具や漁船の安全検査、消防設備や救命装備の点検に取り組み、安全確保に最善を尽くしています。

 中国では、5月1日から渤海、黄海、東海、南海の四大海域は一斉に夏季の休漁期に入りました。休漁期の期間中、関連海域では沿岸海域の清掃や増殖放流、人工漁礁の投下などがおこなわれ、海洋生物に優れた生息環境を提供し、漁業資源が良好なリサイクル発展のすう勢を見せています。(Lin、野谷)

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