中国初の商用再構成可能5G無線周波数モデムチップが開発成功

2023-08-31 14:07:22  CRI

 中国大手携帯電話事業者のチャイナ・モバイル(中国移動)は30日、中国初の商用再構成可能5G無線周波数モデムチップの開発に成功し、中国の5Gネットワーク中核設備の自律的制御可能性を効果的に向上させたことを発表しました。

 無線周波数モデムチップは5G基地局のコアチップで、研究開発の難易度が高いため長年海外に独占されており、5G基地局における「真珠」と呼ばれています。「破風8676」と名付けられたこのチップは、5Gクラウド基地局、家庭基地局などのネットワークコア設備に広く商業利用できます。

 無線周波数モデムチップはアナログ信号とデジタル信号を通訳のように高速で変換する役割を担います。「破風8676」に採用された再構成可能なアーキテクチャ設計は、チップのコア仕様パラメータ、モジュールアルゴリズム、機能などの再構成を可能にし、一つの「コア」で多目的の使用が可能になり、効果的なコスト削減と応用範囲の拡大に繋がります。(怡康、坂下)

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