中国の金融機関 グローバル発展イニシアチブに100億ドルの資金を用意

2023-08-30 21:46:53  CRI

 中国はこのほど開かれたBRICS諸国とアフリカ国家およびその他の新興市場国と発展途上国の対話会で、総額40億ドルの「グローバル発展と南南協力基金」を設立したと発表しました。また、中国の金融機関は、100億ドルの専用資金を用意してグローバル発展イニシアチブの実施を支持すると表明しました。

 国家国際発展協力署グローバル発展促進センターの湯瑛主任はこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じて、関連措置について説明しました。

 湯主任によれば、中国は昨年6月、南南協力援助基金を「グローバル発展と南南協力基金」に拡大し、既存の30億ドルを40億ドルにまで増資すると宣言しました。この基金が設立されてから、中国は国連食糧農業機関(FAO)、国連開発計画(UNDP)、国連児童基金(UNICEF)、赤十字国際委員会(RCIC)など20近くの国際組織と協力して、貧困削減、感染症対策などを重点として、パキスタン、エチオピア、ナイジェリアなど60カ国近くで130以上のプロジェクトを展開しました。2700万人以上に恩恵がもたらされたとのことです。

 湯主任はまた、「今回、中国の金融機関は100億ドルの専用資金を用意して、グローバル発展イニシアチブの実施に助力する。7月に国家国際発展協力署は国家開発銀行と中国輸出入銀行とそれぞれ融資協力覚書を締結した。融資総額は計100億ドルに達する。これらの資金は主に貧困削減や気候変動対策、グリーン発展などのグローバル発展イニシアチブの八つの重点協力分野に投入され、関連プロジェクトの実施を支援する」と説明しました。(Lin、鈴木)

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