七夕の日、中国全土で13万4000組超が結婚

2023-08-25 14:19:48  CRI

 「中国社会報」紙の24日付報道によると、旧暦7月7日、すなわち七夕の日だった8月22日には、中国全国で計13万4588組のカップルが婚姻届を提出しました。うち広東省では二人とも同省の戸籍のカップルが7849組、一人あるいは二人とも他省の戸籍だったカップルは1608組でした。北京市では2802組の婚姻届を受理し、うち複数の省(中央直轄市、自治区を含む)の戸籍のカップルは883組でした。

 今年の七夕については、多くの省で結婚登録件数が昨年よりも大幅に増加したことが注目されました。例えば、四川省では婚姻届の受理数は昨年の七夕より35.4%増、2349組増の8985組でした。河北省でも9198組で、昨年の6269組より大幅に増加しました。

 人口学専門家の何亜福氏は、近年になり2月14日や5月20日、七夕などいくつかの日付の結婚者数に大きな変化が現れたのは、主に日付の数字によるものと見ています。今年の七夕は8月22日火曜日で、「22」という数字や中国語では「星期二」と言う火曜日は「2人」に通じるので、縁起がよいとみなされました。一方で、昨年の七夕は8月4日だったので、「4」は「死」に通じるとして気にした人がいたことが、昨年と今年で七夕の結婚者数に大きな差が出た重要な原因である可能性があるとのことです。

 何氏によると、人口構造、特に出産適齢女性の減少や、結婚や出産育児の観念の変化により、結婚率と結婚登録者数が低下する状況が顕著ですが、特定の日や短期的に結婚登録者数が前年を上回ることはあります。何氏は、特定の日付の結婚データの変化よりも、結婚者数が減少し続ける大きな傾向とその背後にある厳しい人口情勢に注目すべきと考えています。(Mou、鈴木)

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