掘削直径15.63メートルのシールド機 世界最長の海底トンネル工事に投入

2023-08-21 12:07:11  CRI

 泥水式シールド機「海天号」が20日ラインオフしました。間もなく中国東部・山東省青島市の膠州湾第2トンネルプロジェクトの本線南線トンネルの工事に投入され、海を貫く作業を始めます。 

 「海天号」は、掘削直径15.63メートル、全長142メートル、総重量4275トンで、伸縮式主駆動機など一連の人工知能(AI)システムを搭載しています。短いらせん状コンベア+砕石箱+砕石機という設計を採用することにより、前胴部の砕石堆積による閉塞リスクを効果的に減少させました。複数の先進技術の融合により、シールド機の施工安全保障が大幅に向上しました。 

シールド機「海天号」がラインオフ 

 膠州湾第2トンネルプロジェクトは、世界で建設中の海底トンネルの中で規模が最大で、2020年10月29日に着工し、27年12月に完成し開通する予定です。プロジェクトの全長は17.48キロ、本線トンネルの全長は14.37キロ(海域区間は9.95キロ)です。掘削、シールド、掘削と発破を組み合わせた施工案を採用し、海底から膠州湾を貫きます。膠州湾プロジェクトの開通後は、膠州湾東西両岸の協同発展が促されます。(閣、柳川)

ラジオ番組
KANKAN特集