2023年1～7月 新疆と「一帯一路」沿線国との貿易総額は前年比6割増

　新疆ウイグル自治区ウルムチ税関は18日、2023年1～7月の新疆の貿易総額が前年同期比59.3％増の1831億6000万元（約3兆6500億円）に達したことを明らかにしました。成長率は中国全国の平均を58.9ポイント上回りました。

　1～7月に、新疆は167の国や地域と貿易を行いました。うち「一帯一路」沿線諸国との貿易総額は前年同期比61.4％増の1690億8000万元（約3兆3700億円）で、貿易総額全体の92.3％を占めました。また、地域的な包括的経済連携（RCEP）の他のメンバー国との貿易総額は同4.4％増の65億5000万元（約1300億円）でした。欧州連合（EU）との貿易総額は同11.6％増の40億3000万元（約804億円）でした。

　1～7月に新疆からの労働集約型製品と機械電気製品の輸出は合計で7割以上増えました。太陽電池、リチウム電池、電気自動車の輸出は合計で前年同期比100.6％増の11億7000万元（約233億円）で、農産物の輸出額は同33.8％増の49億4000万元（約985億円）でした。一方で、新疆の鉱業製品、油脂と油脂原料、食糧などの大口商品の輸入は成長の勢いを保ち、輸入額全体の56.5％を占めました。（殷、鈴木）