中国で「ドーパミン」が新しい消費ポイント 「カラー・エコノミー」がついに登場

2023-08-16 11:17:52  CRI

 猛暑日が続く夏、カラフルな「ドーパミン・ファッション」は中国を席巻しています。飽和度の高い明るい色が若者の心を引き付けています。このトレンドに合わせて、多くのブランドはカラフルな色彩を商品の包装やデザインに取り入れ、レストラン、コスメ、アパレル、コーヒーやお茶などの飲料水まで、「ドーパミン・ブーム」は中国の消費市場に浸透しつつあります。

 ドーパミンは「快楽物質」や「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、脳内で報酬刺激によって放たれ快感をもたらす神経伝達物質の一つです。カラフルな色彩はポジティブな考え方や活気を引き起こすことができるため、「ドーパミン・ブーム」は消費者のストレス解消や感情マネジメントなどにつながると専門家はみています。

 従来の消費モデルはブランド価値や価格、品質を主導にしていましたが、ドーパミン消費志向は個性、クリエーティブ、感情の表現などをより重視しています。商品のブランドや価格より、消費者はその色彩や個性により注目しています。このような消費志向は商品開発に大きなチャンスとチャレンジをもたらしています。消費者の個性化した需要を掘り起こし、多様化かつクリエーティブに富んだ商品を提供することが求められています。(Lin、野谷)

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