中国国防部報道官が仁愛礁に関する問題にコメント

2023-08-08 22:18:10  CRI

 フィリピンの武装部隊はこのほど、中国が南沙の仁愛礁付近の海域で、フィリピン側の交代兵員と補給物資を輸送する船を阻止したことを強く非難しました。一方、米国防総省の報道官はこのほど、米国は同盟国のフィリピンと共に、中国がフィリピンの合法的な作業を阻止したことを非難するとツイートしました。中国国防部の呉謙報道官は記者からこれについてコメントを求められ、「中国は仁愛礁を含む南沙諸島に対する主権を有しており、これには十分な歴史的、法的根拠がある。最近、フィリピンは約束に背いて、違法に『座礁』させた軍艦に補強のための建設資材を輸送しようとした。これは中国の主権を侵害し、『南海における関係各国の行動宣言』に違反する行為である。中国海警船は法に基づいてこれを阻止し、警告的な法執行措置を取った。幾度にもわたる呼びかけと警告に対して何ら反応がなかったため、直接的な阻止行動による衝突を避けるため、放水銃を使用した。現場での警告行動は合理的かつ合法であり、プロフェッショナルかつ規範的なものだ。中国は引き続き必要な措置を取って国家主権をしっかりと守るとともに、フィリピンに対し、約束を守り、すべての挑発的な行為を直ちに停止するよう呼びかける」と述べました。

 呉報道官はまた、「これに関連した米国の発言は事実を無視し、中国側の正当で合法的な海上権益維持のための法執行行動を理由なく非難するもので、中国はこれに断固反対する」と強調しました。(任春生、坂下)

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