中国の船舶企業 海外からの需要が旺盛

2023-08-07 16:24:13  CRI

 中国企業の造船水準はここ数年、ますます多くの海外の顧客から認められ、多くの船舶企業では受注が飽和状態となっています。

 東北部に位置する遼寧省大連市の造船所では、作業員がドックの内外を行き交い、作業を急いでいます。同企業の担当者によると、今年に入ってから市場の需要が旺盛になり、新規船舶の注文は2027年まで入っているとのことです。現在、同造船所が受けた注文はすべて海外からで、LNG船やクルーズ船が中心となっています。

 中国船舶工業業界協会のデータによると、1~6月の中国の船舶輸出額は前年同期比7.7%増の112億1000万ドルでした。また、全国の新規受注量に占める輸出船舶の割合は92.9%でした。

 工業情報化部のデータによると、2023年1月から6月にかけて、世界総量に占める割合を載貨重量トン数でみると、造船完成量が49.6%、新規受注量が72.6%、手持ち受注量が53.2%で、標準貨物船換算トン数では、造船完成量が47.3%、新規受注量が67.2%、手持ち受注量が46.8%で、いずれも世界1位でした。(朱、野谷)

ラジオ番組
KANKAN特集