国家発展改革委　安定成長を重視

　中央政治局会議はこのほど、マクロコントロールを正確かつ力強く実施し、カウンターシクリカル（不況時には規制を緩和し景気回復を支援、景気が回復した場合には規制を厳格化するという、規制の運営の考え方）調節と政策による備えを強化する必要があると指摘しました。これについて、国家発展改革委員会の関係部門の責任者は記者会見で「国家発展改革委員会は関係方面と共同で、安定成長をより重視する」として、「引き続き、より的確で、より力強い政策を検討・研究して、情勢の変化に応じ、数回に分けて適宜発表・実施する」と表明しました。

　国家発展改革委員会副秘書長でもある袁達総合司長は、「まず住宅に対する住民の硬直的需要と改善的需要により良く応え、効果的な投資拡大などの面における政策の備えを強化し、市場の潜在力を絶えず引き出していく。次に、新旧の成長エネルギーの転換を加速し、企業の負担軽減と効率向上支援などの分野で政策の備えを強化し、実体経済のモデルチェンジ、構造調整、成長エネルギーの増加を推進する。同時に、企業のイノベーション能力のいっそうの強化、産業チェーン・サプライチェーンの強靭性と安全水準の向上などの面で政策の備えを強化し、産業発展の基礎を継続的に固めていく。このほか、ビジネス環境の整備強化、対外貿易の基本の安定化に努める観点から政策による備えを強化し、各種経営主体の活力、モチベーション、創造力を持続的に引き出していく」との考えを示しました。（ヒガシ、坂下）