中国の長征シリーズロケットの打ち上げ 初の競売へ

2023-07-11 15:06:18  CRI

長征シリーズロケットの模型

 中国航天科技集団はこのほど、中国初のロケット競売公告を発表しました。衛星打ち上げニーズのある企業はオークションに参加して宇宙飛行のチャンスを手に入れられます。

 ロケット競売の発表と取引は航天電子購買プラットフォームでおこなわれます。関係者によりますと、同プラットフォームには各種宇宙関連企業が15万社あり、毎日さまざまな製品の競売がおこなわれていますが、ロケットの競売は初めてです。

 今回競売に出されるロケットは、中国航天科技集団第8研究院の研究開発した「長征6号丙」運搬ロケットで、今年年末に打ち上げられる予定です。主に地球近傍軌道と太陽同期軌道の打ち上げ任務に使われ、最低入札価格は1キロ当たり8万元(約160万円)となります。競売は13日午後3時に始まります。

 実はこれに先立ち、同集団は4月に2023年と2024年度の運搬ロケットの搭載と共有リストを公表しました。今回の打ち上げを含めて計9回の打ち上げ任務が計画されており、国際と国内市場に向けて長征シリーズロケットの打ち上げサービスを提供しています。

 中国航天科技集団長城公司は長征シリーズ運搬ロケットの打ち上げサービスを提供する企業で、1990年代から国際宇宙市場に向けて打ち上げサービスを提供し始めました。(Lin、野谷)

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