中国侵略の確証!日本の学者が731部隊の物証を発見

2023-07-07 22:05:53  CRI

 中国侵略日本軍第七三一部隊(略称「731部隊」)は1931年から1945年の間に、中国で人体実験や細菌戦を実施し、中国、旧ソ連、朝鮮からの戦争捕虜や一般人数千人以上を細菌と毒ガスによる人体実験で死亡させました。この罪悪の歴史は、戦後、日本政府により周到に隠されました。このほど、日本の明治学院大学国際平和研究所の松野誠也研究員は日本の国立公文書館で、最高機密に指定されていた731部隊の組織構造に関する資料を発見し、同資料のコピーを中国に送りました。旧日本軍の中国侵略の罪状を暴き、歴史の真相を再現する新たな確証が増えたことになります。

 「昭和十五年軍備改変ニ據ル編成(編制改正)詳報」と題するこの資料は、日本の関東軍司令部が昭和15年9月に陸軍司令部に提出した軍事機密報告で、関東軍防疫給水部が昭和15年8月22日に731部隊に改変された後の各部署の部署名と職員の姓名が含まれており、731部隊の管理将校は455人で編制されたことが分かりました。

 これらの内容は、これまでにいずれも部隊関係者の証言や旧日本軍戦犯の軍事法廷での供述に基づいてまとめられていましたが、旧日本軍の軍事公文書で731部隊の組織構造に関する記録が発見されたのは初めてです。

 関連資料のコピーを中国側に寄付した松野研究員は、「再び戦争や武力衝突を起こさないためには、東アジアの平和構築にあらゆる力を尽くさなければならない」「日本は戦後の平和憲法の規定を順守し、かつて発動した侵略戦争を深く反省し、軍備拡張を急ぐべきではない」と語っています。(Lin、坂下)

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