国貿促訪中団 河野洋平氏「協力関係が問題を克服する最大の道」

2023-07-04 22:38:14  CRI

  3日から北京入りしている「2023年日本国際貿易促進協会(第46回)訪中代表団」を歓迎するレセプション並びに第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会のプロモーションイベントが4日夜に北京飯店で開かれました。中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の任鴻斌会長、日本国際貿易促進協会の河野洋平会長を始め、双方の関係者約100人が出席しました。

 任会長は歓迎のあいさつを述べ、「これまでの50年あまり、中日両国は重要な経済貿易パートナーとして、それぞれの成長を実現するうえで互いに促進し合い、成果を上げ、利益を深く融合させてきた。日本の経済界が引き続き中国との協力を深め、産業チェーン、サプライチェーンの安定と円滑化を守り、中国の経済成長のボーナスを分かち合い、中日の互恵協力に新たな一ページを書き続けていくことを歓迎する」と述べました。 

 河野会長は席上、「目の前に困難な問題があったとしても、10年先、20年先を考えれば、われわれと中国とは一致して取り組まなければならないことは火を見るよりも明らかだ。この協力関係こそが問題を克服する最大の道だ。今回の訪中は時間が限られているものの、その内容においても、心意気においても、今までで一番大きいと私は思っている」と訪中の意義を述べました。

 なお、CCPITの主催により、第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会が、「世界とつながり、未来を共創する」をテーマとして今年11月28日から12月2日まで北京で開催されます。レセプションでは、CCPITと日本国貿促事務局の代表による同博覧会での協力についての覚書調印式も行われました。

 席上、NIPPON EXPRESSホールディングスの渡邉健二代表取締役会長は「サプライチェーンを支える物流の観点から、日中並びに世界の持続的成長・発展に向けて役に立ちたい」と出展の理由を述べ、「日中双方は顔を突き合わせながら、一つの目標を目指すという原則に基づいて、こういう場をもっと作っていく必要がある」と博覧会の成功を祈りました。同じく出展を決めた日新上海事務所の章征栄中国統括は、「貿易の促進、投資協力、イノベーションと集積、学習と交流」の場としてのサプライチェーン促進博覧会の開催に期待を示しました。(取材:王小燕 校正:坂下)


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