三峡ダムの貨物通過量 1~6月は前年比9%増

2023-07-02 16:23:28  CRI

 発電その他の三峡ダム関連事業を手掛ける三峡集団によれば、今年の上半期(1~6月)の三峡プロジェクトの推移は良好で、発電、水上輸送、水放出、生態系などの総合効果が顕著でした。

 三峡集団は、上半期にダムに流れ込んだ水量が延べ1236億立方メートルに達したことを受け、増水期前の電力網の点検と補修、ダム湖岸の安定維持など多くの必要な事項についての総合的な計画を立て、増水期に向けての安全対策を着実に推進しました。

 三峡水域では今年上半期、安全かつ円滑な通航が保たれました。船舶通過用の閘門は安全を保って5469回使用され、通過した船は2万隻余りでした。通過した旅客は延べ4929人で、貨物は前年同期比9%増の8148万トンでした。

 生態調節の成果も顕著でした。ダム湖内では、水に沈んで周囲に付着する性質がある粘着沈性卵の魚類の自然繁殖のための生態調節試験を3回実施しました。試験期間中に長江の宜都区間で生み出された魚卵は約130億個で、沙市区間では魚卵が約460億個に達しました。

 三峡ダムの本流部分の水を検査した結果では、水質は前年同期とほぼ同じく良好な状態でした。(朱、鈴木)

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