北京と香港の両証取が協力覚書を締結

2023-06-30 13:21:45  CRI

 北京証券取引所と香港証券取引所は29日に北京市内で協力了解覚書を締結しました。両証取は、条件に合致する上場企業に対して、相手側での上場を手配します。

 覚書によると、両証取はそれぞれの市場で上場しており条件を満す企業が相手側証取で上場を申請することを支援します。北京証券取引所の上場企業が香港取引所の上場基準に合致する場合には、「国内企業の海外発行証券と上場管理試行方法」の定めに基づき、香港取引所に上場申請書類を提出し、さらに中国証券監督管理委員会に届け出をします。また、香港証券取引所の上場企業が、中国証券監督管理委員会の関連規定と北京証券取引所による株式公開や上場の条件に合致する場合には、現行の制度と規則に基づき北京証券取引所に株式公開と上場を申請することができます。2つの取引所は、課題研究や市場の拡大、人員の育成と交流、投資家サービスなどでも協力していきます。

 北京証券取引所の隋強社長は、「北京証券取引所と香港証券取引所が相互に上場手配を行うことは、中国証券監督管理委員会の統一的な管理の下での資本市場の制度型開放を推進し、北京証券取引所の改革を持続的に深化させ、市場の需要に応える重要な措置だ。中国本土と香港の『A株+H株』モデルの恩恵をさらに広げ、より多くの企業が北京と香港市場を利用して発展を加速させることを支援することになる」と述べました。(閣、鈴木)

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