中国 22年のユニコーン企業数は過去最多の357社

2023-06-27 10:54:13  CRI

 中国東部に位置する江蘇省蘇州市でこのほど開催された「2023中国ユニコーン企業大会」で明らかになったところによりますと、2022年の中国のユニコーン企業(設立から10年以内、評価額10億ドルを超える未上場企業)数は前年比13%増の357社で過去最多となりました。うち98社が昨年新しく設立されたユニコーン企業です。

△上海のユニコーン企業「星猿哲科技(XYZ Robotics)」  

 中国のユニコーン企業を業界別に見ると、主に集積回路、新型小売業、革新的な医薬品、デジタル医療、デジタルカルチャー・娯楽、スマート物流、人工知能(AI)など38分野に集中しています。 

 地域別分布では、北京市、広東省、上海市、江蘇省、浙江省の5省・直轄市がユニコーンおよび新規ユニコーン企業数で上位を占め、青海省と雲南省で初めてユニコーン企業が出現しました。 

 ユニコーン企業とは通常、設立から間もないながらもコア・テクノロジーを有し、すさまじい勢いで成長を続け、評価額が10億ドルを超える企業を指します。強い技術革新能力と発展のポテンシャルを持つことから、資本市場の花形とされています。22年には中国のユニコーン企業136社が新規融資を獲得し、人民元建て融資額の割合が初めてドル建て融資を上回りました。また、25社が株式上場し、うち8割超が香港証券取引所と国内投資家向けA株のイノベーションボードに上場しました。(ZHL、柳川) 


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