中国の寧波・舟山港 一部バースで陸電が無料

2023-06-27 14:33:41  CRI

 

寧波・舟山港に停泊中の船舶は陸上電力供給システムに接続中

 中国東部の浙江省にある寧波・舟山港は世界3位のコンテナ取扱量を誇る港湾です。寧波市港湾管理部門によると、寧波・舟山港に停泊する船舶は陸上電力1キロワット時当たり0.3元(約6円)以下の優遇価格を受けており、さらに今年年末まで、寧波市所轄の寧波・舟山港のバースに停泊すれば、陸上電力を無料で使用できるということです。これは中国国内の港湾で初めてのことです。

 港湾での陸上電力供給システムは、停泊中の船舶に陸上から電力を供給するためのカスタマイズされたエネルギー供給システムで、より環境に配慮した技術の採用により、大気汚染や騒音、振動を低減するためのソリューションでもあります。

 紹介によれば、寧波市は7000万元(約13億8000万円)余りの財政予算を拠出して港湾の陸電システムを改造し、陸電の使用に補助手当を出しながら、寧波・舟山港での陸電使用拡大に取り組みます。

 また、今年5月末までに、寧波では高圧陸上電力供給システム22セット、低圧陸上電力供給システム148セットが整備され、全市52の専門バースでは陸電が全域普及されたということです。(Lin、野谷)

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