習主席からの激励の手紙で若者に奮闘努力の力

2023-05-04 15:05:34  CRI

 若者は国の未来です。中国の最高指導者である習近平国家主席は若者の成長に一貫して関心を寄せており、常々手紙を寄せることで若者との交流を保っています。

 習近平氏は中国北部にある河北省・正定県の党委員会書記を務めていた1983年12月18日、河北農業大学で学んでいた正定県出身の大学生に1通の手紙を送りました。手紙には「農村には、農業大学の卒業生が差し迫って必要だ。農業大学の学生も農村を離れてはならない。皆さんはいち早く優れた成績で学業を終え、祖国建設のために力と知恵を尽くしてほしい」との期待がつづかれており、「あなたたちの同志、習近平」との署名がありました。

 習近平氏の激励を受けて、河北農業大学で1984年から1987年にかけて卒業した正定県出身の学生51人のうち、半数以上が正定県に戻って職に就き、地元の農業や牧畜業、林業の第一線で活躍するベテラン専門家に成長していきました。

 

(生徒を率いて「希望プロジェクト」に寄付する林冬梅さん<左から4人目>)

 福建省在住の女性の林冬梅さんは2003年6月に、当時は中国東部の浙江省の党委員会書記を務めていた習近平氏からの手紙を受け取りました。習近平氏は1994年に農村部の貧困児童の進学を支援する慈善事業「希望プロジェクト」を通じて、貧困児童だった林さんのことを知りました。それからの12年間、習近平氏は毎年、自分の給料から支援金を拠出して林さんの学業を支援しました。林さんはそのおかげで、小学校4年生から大学までの課程を修了できました。林さんは少女から若者に成長する12年の間、習近平氏から5通の手紙をもらいました。これらの手紙は林さんにとって成長の過程における精神的な支えになりました。

 林さんは就職してから10年以上になる今も毎年、少なくとも給料1カ月分の金額に相当する義援金を出すことで貧困者の支援を続けています。林さんは習近平氏から渡されたバトンを引き継いで、より多くの生徒・学生に希望をもたらしています。

 習主席の「文通相手」には外国人の若者も多くいます。

 習主席は2020年5月17日、北京科学技術大学に在籍するパキスタン人留学生に返信して、各国の優秀な若者が中国に留学することを歓迎し、中国の若者と多く交流して、世界各国の若者と心を通わせて、人類運命共同体の構築に力を入れるよう呼びかけました。

 

(パキスタン人のアリフさん)

 習主席からの返信をもらったアリフさんは、当時は北京科学技術大学の留学生でしたが、人工知能(AI)研究院の博士課程を修了し、現在は同大学の教員として務めています。北京科学技術大学は1977年からパキスタン人留学生を受け入れ、現在までにその数は200人以上になりました。留学生の多くは卒業後、中国・パキスタン経済回廊の建設や両国の科学技術・文化交流などに従事することで、両国の友情に青春の力を捧げています。

 習主席が青年らに宛てた手紙はそれ以外にも多くあります。文通相手には在籍中の大学生もいれば、農村部の幹部になった大学卒業生もいます。青年ボランティアもいれば、海外からの留学生もいます。習主席はこれらの手紙を通して多くの若者を激励し、彼らに奮闘努力する力を与えつづけています。(Lin、鈴木)

 

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