スパイ取締り法を改正して国家安全保障の防衛線を構築=中国

2023-04-26 18:48:27  CRI

 国家の安全保障は国家発展の重要な礎石であり、スパイ取締り法は国家の安全を守るための重要な法律です。中国の立法機関である全国人民代表大会(全人代)常務委員会は26日午前、改正スパイ取締り法を可決しました。施行は2023年7月1日です。

 2014年11月に制定されたスパイ取締り法は国家の安全観を総体的に貫徹し実現する最初の重要な法律です。同法はスパイ取締り闘争を規範化し保障するための専門の法律でもあり、国家の安全を守るために重要な役割を果たしてきました。中国の立法機関は約9年ぶりに同法の改正を行い、中国の特色あるスパイ防止法制度を健全化し改善しました。

 今回のスパイ取締り法改正の取り組みは、習近平総書記の法治思想と総合的な国家安全観を全面的に貫徹し、党中央のスパイ取締り活動に対する重要な政策決定を国家の意志に変え、国家の安全をより良く守るものとのことです。この取り組みは同時に、公権力の行使に対する監督や制約を重視するものです。

 改正スパイ取締り法は、「調査処置」の項目において、データの閲覧や捜査、召喚、財産情報の照会、出入国の禁止などの行政法執行職権や、発見されたサイバーセキュリティー関連のリスク等についての通報及び措置を追加しました。また、国家の秘密や情報に対する鑑定メカニズムを追加して、刑の執行に結びつける定めを追加しました。(非、鈴木)

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