2022年国民総合読書率が持続的に成長 第20回全国国民読書調査で

2023-04-23 15:15:39  CRI

 4月23日は、国連教育科学文化機関(UNESCO)が制定した「世界図書・著作権デー」です。この日にちなみ、中国新聞出版研究院は1999年から全国国民読書調査を行っており、第20回調査は、2022年8月〜2023年4月に実施されました。今回は30の省、自治区、直轄市の165都市を対象としたサンプル調査が行われ、有効サンプルは148万1071人で、うち成人が74.6%、未成年者(18歳以下)が25.4%を占めています。 

 今回の調査の主な結果は次の通りです。

 中国における各種メディアにおける2022年の成人の総合読書率は安定的に増加し続け、成人の電子出版物の接触率は80.1%、成人の読書率は59.8%で、いずれも前年より増加しました。

 成人の読書のデジタル化傾向がさらに強まり、スマートフォンによる読書が主な形態となり、2022年には成人の77.8%がスマートフォンで読書を行ったことがあると回答しました。

 2022年、成人一人当たりの紙の書籍と電子書籍の読書量はいずれも前年を上回り、紙の書籍の読書量は一人当たり4.78冊、電子書籍は一人当たり3.33冊でした。

 「オーディオ」や「動画」で本を読むことが新しい読書の選択肢になっています。

 成人の紙媒体の読書やインターネット媒体の読書時間はともに増加を維持し、2022年の成人の読書時間は一人当たり毎日23.13分、スマートフォンに触れる時間は一人当たり毎日105.23分でした。

 成人の3割以上に「本を聞く(オーディオブックで本を読む)」習慣が養われていました。

 都市部の住民の公共読書サービス施設の利用に対する満足度は引き続き上昇しています。

 未成年者の読書能力は着実に向上しており、読書率、読書量ともに例年より増加し、未成年者の1人当たりの年間読書量は11.14冊でした。(Mou、MI)

ラジオ番組
KANKAN特集