中国から米国に貸与中のパンダ「ヤーヤー」、帰国カウントダウン

2023-04-04 11:17:13  CRI

 米メンフィス動物園で飼育されているジャイアントパンダ「ヤーヤー(中国名:丫丫)」の帰国日が近づいています。米国側との契約に基づく貸与期限が今月7日に迫り、同8日以降は中国側がヤーヤーの世話をすることになります。 

△米テネシー州のメンフィス動物園で飼育されているやせ細ったヤーヤー 

 ヤーヤーは帰国後、まず上海で未知の病気や病原菌の有無を調べる隔離検疫を受けます。関連規定によりますと、検疫期間は通常、30日間です。 

 中国のパンダ飼育専門家によりますと、今年23歳になるヤーヤーは、飼育されているパンダとしては高齢期に入っています。今後は加齢とともに消化器などの機能がどんどん低下していくため、食事面ではより吸収しやすく栄養バランスの取れた餌を与えなければなりません。同時に、その活動や体重、食事の量など、健康状態を示す客観的指標も注意深く監視し、異変を早期に発見して適切に対処していく必要があるということです。  

 専門家はまた、20年近く海外で生活してきたヤーヤーが帰国後、新しい生活環境に慣れない可能性もあると指摘しています。そのため、しばらくの間、見物客による影響を極力減らすと同時に、その口に合う食べ物と居心地の良い環境を提供して、中国での生活に一日も早く適応するよう手伝う必要があるとしています。(ZHL、柳川) 


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