CMGとロシア国営放送 映像資料の共同開発・利用で合意

2023-03-21 21:08:06  CRI

 習近平国家主席のロシア訪問に合わせ、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)と全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社(VGTRK)は21日にモスクワで、両国首脳による共通認識を実行に移し、各レベル各分野における全方位的な協力を行う内容の覚書に調印しました。また、双方は映像資料を共に開発、利用することについても合意しました。


覚書に署名する慎海雄台長(左)とドブロジェエフ社長

 CMGの慎海雄台長とVGTRKのドブロジェエフ社長が双方を代表して覚書に署名しました。調印式では、VGTRKからCMGへの映像資料の寄贈が行われました。この映像資料は、旧ソ連軍が中国の東北地域で旧日本軍の関東軍から押収したもので、1930年代の中国東北地域の政治と軍事の状況、および日本の侵略者が中国に対して行った侵略行為と多大な罪を記録した貴重なものです。また、32年の「偽満州国」の成立や37年の「盧溝橋事変」勃発時の様子を記録した映像もあるということです。

 慎海雄台長は、「習主席が多くの場で述べたように、歴史は最も良い教科書である。歴史は未来を導き、人々に正しい道を教えてくれる。CMGも豊富な歴史資料を所有しており、VGTRKと共に映像資料を活かし、両国民の相互理解と友情を深めていきたい」と述べました。

 ドブロジェエフ社長は、「今日、CMGに贈った映像資料は今まで一度も利用したことのない貴重な文化遺産だ。VGTRKはCMGと映像資料の研究開発や修復、保護、デジタル化などを行い、両国の歴史をより多くの人に知ってもらい、両国民の文化交流と相互理解を増進したい」と語りました。(鵬、謙)

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