外交部 「2022年米国の民主状況」報告書を発表

2023-03-20 15:09:22  CRI

 中国外交部は20日、公式ウェブサイトを通じて「2022年の米国民主状況」報告書を発表しました。同報告書は多くの事実とメディアの専門家の見解を列挙することで、米国の民主主義制度の現状を整理し、米国における民主主義実践の混乱状況と民主主義を世界に「輸出」することの危害を分析しました。

 報告書は、「米国は2022年、民主主義の歪み、政治的な機能および、社会的な調和の喪失という悪循環に陥った。金権政治、身分主体の政治、社会の分裂、貧富の格差などの問題が深刻化しつつある。自国の問題が山積しているにもかかわらず、米国は依然として上から目線で他者にあれこれと指図し、米国の私利に基づいて全世界を『民主陣営と非民主陣営』に分け、さらに『第2回民主サミット』を画策して、各国に『民主主義の約束を果たす』ことを押し付けようとしている。これらのやり方は、民主を政治化して道具化し、集団政治を推進して覇権維持する目標を隠し持っている」と指摘しました。

 報告書はまた、「民主主義は全人類に共通の価値だが、すべての国に適用される政治制度のモデルは世界に存在しない。米国には米国式の民主主義があり、中国には中国式の民主主義があり、各国にもそれぞれの国情に合った独自モデルの民主主義がある」と論じ、その国が民主主義であるかどうか、民主主義をいかに巧みに実現するかは、その国の国民が判断すべきであり、少数の独善的な国があれこれ言うべきではないと指摘しました。

 報告書はさらに、「自由、民主、人権は人類が共に追求するものであり、中国は民主問題について各国との交流と相互参照を強化し、平和、発展、公平、正義、民主、自由という全人類に共通の価値を発揚し、国際関係の民主化を推進し、人類の進歩事業に新たでより大きな貢献をすることを願う」と強調しました。(雲、鈴木)

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