北京
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中国福建省にある高速鉄道の駅であるアモイ北駅では、面積約1400平方メートルの天窓が順調に据え付けられ、調整も完了しました。
アモイ北駅は建設工事中で、中国初の越海高速鉄道である福建省福州市と同省漳州市を結ぶ福厦高速鉄道の重要な駅の一つです。
天窓は全体が高低差2.6メートルの「人」の文字の形状で、重量が1個あたり180キロのモジュール420個で構成されています。部材はすべて工場であらかじめ加工されているので、設置現場における高所組立作業はわずか15日間で終了しました。スマート天窓は従来の天窓の機能だけでなく、開閉の角度や時間、カーテンが覆う面積を自動的に調整することができます。風や雨の状況を感知するセンサーが周辺に設置されているので、リアルタイムで取得される日照の強さや風力、降雨量及び室内外の温度差などに基づき、天窓及びカーテンが自動的に開閉されるわけです。スマート天窓は、旅客にとっての快適な乗り換え環境を整えるとともに、省エネルギー効果も期待されています。
アモイ地区のこれまでの気象データに基づいて計算すれば、1400平米のスマート天窓を設置することにより、換気システムの稼働を年間40日間減少することができる見込みで、年間で二酸化炭素排出を14.13トン分削減することになるとのことです。(Yan、鈴木)