北京
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中国気象局は21日、「年内に気象衛星の『風雲3号F』と『風雲3号G』を打ち上げる」と発表しました。
発表によれば、「風雲3号F」は8月に打ち上げられる予定で、天気予報や生態環境、災害などの観測に用いられます。「風雲3号G」は4月の打ち上げ予定で、中国初の小傾斜角軌道を周回する降水観測衛星として、地球中緯度と低緯度地方の三次元降水観測データを提供します。
「風雲3号F」と「風雲3号G」が軌道に投入されれば、中国は太陽同期軌道(SSO)の気象衛星と傾斜対地同期軌道(IGSO)の気象衛星の同時運用を実現させることになります。
中国はこれまでに「風雲」シリーズの気象衛星19基を打ち上げました。現在運用中の気象衛星は7基で、126の国と地域に観測サービスを提供しています。(ジョウ、鈴木維)