中国救援隊、また1人の生存者を救出 大地震でトルコ・シリアで3万3000人以上が死亡

2023-02-13 15:38:14  CRI

 現地時間12日午後、トルコ南部の都市アンタキヤで捜索に参加している中国救援隊が、倒壊した建物のがれきの中から生存していた男性を救出しました。地震発生から既に150時間が経過していました。

 12日午前、中国救援隊が4人目の市民を救出した場所付近の街区を捜索していたところ、地元住民から現場の倒壊した5階建て住宅のがれきの中にまだ生存者がいる可能性があるとして、助けを求められました。

 中国救援隊は生存者探査装置を携えて直ちにその場所に赴き捜索を行いました。救援隊ががれきの内部に向けて大声で呼びかけたところ、成人男性が返事をする声が聞こえてきました。

 救援隊は男性のバイタルサインが安定していることを確認し、すぐに隊員を集めてがれきの撤去道具を使って救出に乗り出し、トルコの救援隊と共に4時間以上を費やした結果、ついに、男性の救出に成功しました。

 なお、トルコとシリアの政府および災害救援機関が発表した最新のデータによりますと、大地震による両国の死者は既に3万3000人以上に上っています。また、トルコ災害緊急事態対策庁の発表では、トルコ南部では現地時間6日の強い地震の後、余震が2103回にも達していることが分かりました。(藍、坂下)

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