中国応急管理部 今後の寒波に警戒を促す 3つの寒波到来の予測受け

2023-01-14 16:12:19  CRI

 中国国務院報道弁公室が13日に行った記者会見で、中国気象局の担当者は、今年の冬の天気について、「冬入りから全国の気温は全体的に平年よりやや低くなる。また、今冬は3つの寒気が中国に影響を与えると見られる」と説明しました。

 説明によりますと、冬に入ってから、中国の気候に2つの際立った特徴が見られます。1つめの特徴は、気温の点から見て、全国の気温は全体的に平年より0.3度ほど低いが、気温の変動は比較的大きいこと、2つめの特徴は、全体的に降水量が少ないことです。統計によりますと、冬に入ってからの全国の降水量は平年同時期より40%近くも少なく、現在の見通しでは、春節期間中、北方では晴天から曇りの天気が中心で、南方では曇りや雨の日が比較的多くなりそうだということです。

 中国気象局の張祖強副局長は、同記者会見で、「中国に影響を及ぼしている寒気は3つあると見られる。1つめは、現在、影響を及ぼしているもので、11日から15日にかけて広い範囲で雨や雪が降り、15日から16日にかけて収束する見込みだ。2つめの寒気は今月19日から20日までで、中国の中東部地域に影響を及ぼすことが予想される。続く3つめの寒気は同じく今月23日前後に影響を与えることが予想される。気象部門は気象状況のモニタリングと早期の予報・警報発出を強化し、関連の予報や警報は速やかに発表する」と述べました。

 また、中国応急管理部(MEM)はこのほど、天気の影響を受けると予想される省に対し、寒波による被害の予防や対応に関する各措置を実行するよう求め、雨や雪、凍結が春運(春節前後の帰省とUターンラッシュ )期間中の交通、観光地および工事現場などに与える影響に重点的に注意を払うよう指示を出しました。(非・MI)

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