中国西部初の華龍1号原子力発電ユニット、送電開始

2023-01-11 15:49:51  CRI

 中国広核集団有限公司(CGN)は10日、西部地区初の華龍1号原子力発電ユニットであるCGN広西チワン族自治区の防城港原子力発電ユニット3号機が初の送電網への送電に成功したと発表しました。CGN広西防城港原子力発電ユニット3号機が商業運営の目標に向けてまた重要な一歩を踏み出したとしています。

 

               広西防城港原子力発電所

 華龍1号は中国が30年余りかけて進めてきた原子力発電に関する研究、設計、製造、建設、運営経験を踏まえて研究、開発、設計されたもので、完全な自主知的財産権を持つ第3世代原子力発電技術です。各指標は国際先進レベルに達しています。

 同発電所の第1期工事のユニット2基は2016年に商業運営が始まっており、累計送電量は1000億キロワット時を超えています。第2期工事の3、4号機はわが国が自主研究開発した第3世代原子力発電技術の「華龍1号」を採用しており、建設はスムーズに進んでいます。

 防城港原子力発電プロジェクトは100万キロワット級原子力発電ユニットを6基建設する計画で、完成後、毎年480億キロワット時を提供することができるとされています。同規模の石炭火力発電所と比べて、毎年、標準石炭消費量を1439万トン、二酸化炭素排出量を約3974万トン削減すると見込まれています。(朱、野谷)

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