中国各地 医療サービス供給拡大で受診効率向上へ

2022-12-26 21:38:53  CRI

 国務院共同予防・抑制メカニズムの要求に基づき、中国各地で新型コロナウイルス感染症のオンライン診療サービスが提供されています。各医療機関間が協力を強化し、オンライン診療、電話診療などを実施し、発熱外来や発熱移動診療車を増設し、多様なプラットフォームを整備して医療サービスの供給拡大に努めています。

 北京児童病院では、12月に入ってから、発熱外来の1日当たりの診療数はピーク時に、延べ1800人以上に上りました。この病院は医療資源を速やかに統合し、発熱外来を15室から25室に拡大したほか、オンライン問診に対応する診察室を50室増やし、オンライン診療で軽症小児患者の在宅治療を指導し、オフライン発熱外来の負担を効果的に緩和しました。12月20日から、発熱外来の患者数に明らかな減少がみられ、1日の診察人数は延べ900人前後で落ち着いています。

 北京市には現在、45カ所のインターネット病院があるほか、オンライン診療サービスを提供する医療機関は170カ所に上っています。

 また、中南部にある湖南省では、省母子保健院、省人民病院など多くの病院が呼吸器内科、一般内科、感染科、中医学科などの診療科・部門を統合し、オンラインで新型コロナウイルス問診ルートを開設しました。これまでに1万5000人以上の問診者に新型コロナウイルス診療と在宅健康相談サービスを提供しています。

 江蘇省南京市では、16台の発熱移動診療車が住宅団地や企業に直接入り、診療サービスの提供に当たっています。(Yan、CK)

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