王毅外交部長、ブリンケン米国務長官と電話会談

2022-12-23 14:59:25  CRI

 中国共産党中央政治局委員、国務委員でもある王毅外交部長は23日、米国側の要請に応じて、ブリンケン国務長官と電話会談を行いました。 

 王外交部長は、「中米両国のチームがバリ島で行われた両国首脳会談の合意に沿って接触してきたことは、全体的に有益だ。しかし指摘せねばならないことがある。米国側が対話を呼びかけながら(対中)封じ込め政策を実施していることだ。協力の話をしながら、ナイフで突き刺す行為だ。合理的な競争ではなく、理不尽な圧力だ。意見の相違を制御するのではなく、矛盾を激化させ、事実上は一方的ないじめという古いやり口だ。これまで中国には通用しなかったし、今後も通用しない。中国は今後も引き続き自国の主権の安全と発展の利益を断固として守る。米国側は中国側の正当な懸念を重視し、中国の発展を抑制、圧迫することを止め、特に『サラミ戦術』(相手の出方を見ながら、強硬策を段階的に進める方法)で中国側のレッドラインに絶えず挑戦してはならない」と指摘しました。

 王外交部長はまた、「このほど(河北省の)廊坊で行われた高官会談は深く切り込んだものであり、建設的だった。中米関係の指導的原則をめぐる協議を急ぎ、各レベル、各分野の対話を秩序立てて推進し、合同作業グループを通じて両国間の具体的な問題を解決せねばならない。双方は両指導者が示した方向に沿って、2つの大国の正しい付き合い方を模索し、両国民の幸せと世界の平和と安定のために努力すべきだ」と強調しました。 

 ブリンケン国務長官は、「米国側は中国側と両国関係の指導原則について協議し、責任を持って米中関係を管理し、双方の共通利益に合致する分野で協力を展開していきたい。米国側は引き続き一つの中国の政策を堅持し、台湾『独立』を支持しない」との立場を改めて示した上で、「米国は中国が国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の議長国としてリーダーシップ役割を発揮し、大胆な『生物多様性枠組』の達成を推進してきたことを賞賛する。米中が共同でその実施を推進することを期待している」と述べました。(ZHL、鈴木)

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