「昆明-モントリオール生物多様性枠組」は一里塚=外交部

2022-12-20 21:58:14  CRI

 20日の外交部定例記者会見で毛寧報道官は、カナダ・モントリオールでの生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の第2部ハイレベル会合の成果や議長国として中国が果たした役割について質問を受けました。

 これに対し、毛報道官は「12月7日から19日まで開催されたCOP15第2部ハイレベル会合は成功裏に幕を閉じた。同大会では、『昆明-モントリオール生物多様性枠組』が採択された。これは野心と実務的なバランスを兼ね備えた『枠組み』であり、一里塚的な意義を持つものであり、世界生物多様性対策の新たな青写真を策定した。国際社会はこの『枠組み』を高く評価しており、2015年の『パリ協定』に匹敵する重要な意味を持つとも言われている」と示しました。

 毛報道官は、「大会では60件を超える決議が採択され、『枠組み』の目標、資源の動員、遺伝資源デジタルシーケンス情報などの重要議題で合意した。さらに、2030年までに各国が世界の陸地と海洋の少なくとも30%を保護する「30by30」目標を定めた。『枠組み』は、国際社会が手を携えて生物多様性の喪失を食い止め、回復させ、生物多様性の回復プロセスを推進し、2050年までに自然と共生する世界を実現するというビジョンに向けて協力するよう導くものだ」と述べました。

 また、「習近平国家主席がハイレベル会合の開幕式に寄せたビデオメッセージは、大会成功のための重要な政治的推進力となった。COP15議長国として、中国は政治的なリーダーシップを発揮し、さまざまな困難や課題を克服し、各国の意見の違いを埋め、『枠組み』に関する交渉が成果を上げるために積極的な役割を果たした。今後、中国は『枠組み』の実行を積極的に推し進め、発展途上国の生物多様性保護事業を支持し、先進国との交流と協力を強化し、各方面とともに地球生命共同体を構築していく」と述べました。(馬げつ、MN)

ラジオ番組
KANKAN特集