習主席、コートジボワール大統領と電話会談

　習近平国家主席は20日午後、コートジボワールのワタラ大統領と電話会談しました。

　習主席は、「コートジボワールはアフリカにおける中国の重要なパートナーである。来年は両国の国交樹立40周年にあたり、双方にとって記念すべき年となる。中国側はコートジボワール側が『一つの中国』の原則を堅持していることを高く評価している。コートジボワール側と引き続き互いの核心的利益に関わる問題で支え合い、関係を強化、深化させ、両国関係を新たな段階に進めることを望んでいる」と示しました。

　さらに、習主席は、「両国の協力には大きな将来性がある。中国はコートジボワール側との全方位的な協力を強化し、農産物貿易を拡大し、水稲やカカオなどの栽培と加工における協力を強化し、コートジボワールのカカオ産業の拡大・強化を支持していく。また、中国側が請け負った関連プロジェクトができるだけ早く完成し、その効果を発揮することを期待している。中国は今後も中国企業のコートジボワールへの投資を奨励し、デジタル経済や新エネルギーなどの分野での二国間協力を拡大することを望んでいる。中国は常に真実・実践・親密・誠実の理念と正しい義と利の観点を堅持し、アフリカ諸国との団結・協力を強化してきた。グローバル発展イニシアチブと中国・アフリカ協力フォーラムの行動計画を実行に移し、アフリカの発展を後押しするため、引き続き実際に行動していきたい」と述べました。

　これを受けて、ワタラ大統領は、「両国の国交樹立40周年を楽しみにしている。コートジボワールは『一つの中国』の原則を固く守り、多国間主義を支持し、『一帯一路』イニシアティブを積極的に支持している。より多くの中国企業が、わが国のカカオ加工などの産業に投資し、工業化のプロセスを支援することを歓迎する。われわれは、中国アフリカ協力フォーラムの枠組みの中で、中国側との協力を引き続き強化し、地域および国際問題について緊密な意思疎通と協力を維持することを望んでいる」と述べました。（雲、MN）