習近平国家主席、パレスチナのアッバース大統領と会談

2022-12-09 13:48:59  CRI

 

 習近平国家主席は現地時間8日午後、リヤドでパレスチナのアッバース大統領と会談しました。

 習主席は、「国際情勢と地域情勢がどのように変化しようとも、中国はパレスチナ人民が民族の合法的権利を回復するための正義の事業を揺るぎなく支持し、終始パレスチナ人民の味方である」と中国の立場を示しました。その上で、「国際社会はパレスチナ問題を国際的な検討課題の優先的な位置に置き、(パレスチナ国家とイスラエルが平和かつ安全に共存する)『両国案』の方向性と『土地交換』の原則を堅持し、国連の関連決議と『アラブ平和イニシアチブ』に基づいて、和平交渉の再開を推進すべきだ」と国際社会に呼びかけ、中国がパレスチナ問題の一日も早い、公正かつ永続的な解決の促進に向けてたゆまず努力する意志を伝えました。
 習主席はさらに、「来年は両国の国交樹立35周年であり、双方は祝賀イベントを計画しなければならない」と語り、中国はこれまでにパレスチナ難民に大量の新型コロナウイルスワクチンなどの援助物資を提供してきたが、今後も引き続きパレスチナの経済発展や民生改善のために力の及ぶ限りの支援を提供していくことを示しました。また、パレスチナが、中国とアラブ諸国との協力に積極的に参与し、推進していることを讃え、「中国とアラブ諸国との関係促進」「世界発展イニシアチブの実行」「グローバル安全保障イニシアチブ」についてパレスチナとの意思疎通と協力を強化していきたいとの願いを示しました。
 アッバース大統領は、「中国はパレスチナの誠実かつ信頼できる友人であり、パレスチナ人民の正義の事業を一貫して揺るぎなく支持してくれている。また、政治、経済、道義などさまざまな面でも一様に全面的かつ無条件で支持してくれている。全パレスチナ人民は中国人民に対して真摯な感情を抱いている」と述べました。その上で、「中国が国際的な場で堅持している立場は正義かつ公正で、提案と主張も前向きで建設的だ」と強調し、パレスチナは揺るぎなく中国を支持するという姿勢を示しました。さらに、「引き続き断固として一つの中国の原則を厳守すると共に、台湾や香港、新疆関連問題などにおける中国の正当な立場を揺るぎなく支持し、『一帯一路』共同建設を支持し、積極的に参加していく」と述べ、中国と引き続き各分野で協力を強化していく姿勢を示しました。また、9日に開かれる第1回アラブ諸国・中国首脳会議の成功に向けて中国側と共に取り組んでいきたいとの期待を示しました。(朱、坂下)

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