中東諸国が中国との協力を望む理由

2022-12-08 11:59:55  CRI

 習近平国家主席は7日から10日まで、サウジアラビアのリヤドを訪れて第1回中国・アラブ諸国首脳会議、中国・湾岸協力会議(GCC)の会合に出席するとともに同国を公式訪問します。今回の訪問は、中国とアラブの関係史における一里塚的な意義を持ち、双方の戦略的パートナーシップにより広い将来性を切り開くことになるとみられています。 

 △2020年12月4日、トルコ・イスタンブール、同国初の対中輸出貨物列車が中国・西安に向けて出発 

 分析によりますと、中東諸国が中国にますます近づく理由は主に次の2点です。  

 まず、中国と中東諸国は政治面において互いに尊重し合い、協力の根幹がしっかりしています。中東問題において、中国は一貫して原則を堅持し、正義を主張し、平和を求めて交渉を促す最も信頼できる大国です。中国が提唱する「一帯一路」共同構築イニシアチブは、中東諸国に貴重なチャンスをもたらし、中東諸国も台湾、新疆、人権などを巡る問題で中国に対する確固たる支持を実際の行動で表明しています。次に、中国と中東諸国の経済は相互補完性が強く、協力の見通しが明るいです。中国は多くの中東諸国にとって最大の貿易相手国です。今年1〜9月の中国とアラブの貿易額は前年同期比35.28%増の3192億9500万ドルに達し、2021年通年の規模に近づき、高成長の勢いを維持しています。(ZHL、柳川) 

 


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