習近平主席　シンガポールのリー・シェンロン首相と会談

　習近平国家主席はタイの首都バンコクで現地時間17日午後、シンガポールのリー・シェンロン首相と会談しました。

　習主席は「中国側はシンガポールとハイレベルの交流を緊密にしたいと考える。シンガポールが中国の新たな発展構造の構築に深く参加することを歓迎し、レベルの高さを両国協力の鮮明な標識にする。双方は陸と海の通路である『一帯一路』共同建設の象徴的プロジェクトを着実に実行し、デジタル化、グリーン発展などの分野の協力プロジェクトの最適化と高度化を推進し、両国の自由貿易協定の高度化に向けた次の交渉を迅速に完成させ、両国の貿易と投資の自由化レベルを高め、両国間の人的往来の円滑化に努めていく。中国はシンガポールと共に地域の団結と協力を守り、集団政治に反対し、陣営の対抗に抵抗し、経済と地域の一体化の正しい方向を守り、双方が共同でグローバル開発イニシアティブをこの地域で実施することを推し進めることを望む」と強調しました。

　リー・シェンロン首相は「シンガポールは両国関係の一層の深化と開拓を期待する。中国とは既存の二国間協力メカニズムを良好に保ち、両国による蘇州、天津、重慶の3つの政府間プロジェクトと中国・シンガポール広州ナレッジシティーのアップグレードを推進する。中国の発展を阻むことはできない。強大で友好的な中国は、地域と世界に積極的な影響をもたらし、中小国が共に発展することの実現に有利である。シンガポールは一貫して中国の発展を前向きに受け止め、習主席は国連総会で打ち出した『グローバル開発』構想（GDI）を支持していきたい」と述べました。（雲、鈴木）